はじめに

2011年3月11日、大きな災害を経験した私たちは、以前よりも確実に多くの防災情報を耳にするようになりました。自宅の家具を固定する人も増え、オフィスには備蓄品が置かれるようになり、災害対策は日々広がりを見せています。

一方で、家庭環境や生活環境に変化があった人も多いのではないでしょうか。引っ越しをしたり、家族が増えたり、仕事が変わったり・・・。災害対策は、これらの変化に合わせて、日々アップデートしていくことが重要です。

本書では、まず基本となる備蓄品や災害時の避難生活に向けた知識をまとめています。さらに「家族で話し合って考える」「乳幼児や児童、高齢者や障がい者といった、家族を支える方法を考える」という2つの内容が盛り込まれているのが大きな特長です。

災害は、一人で切り抜けるものではなく、多くの人と支え合いながら乗り越えていくものであることを、震災は教えてくれました。自分だけでなく、家族を守り、地域を守るため、みんなで取り組めることを考えるきっかけとして、本書を活用していただけますと幸いです。

2018年3月 キッチン図鑑

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